京都の「節分祭」に行こう!じっくり回ればもっと節分が楽しくなる♪
知らない人が多い、節分祭の由来
『節分』は節を分けると書きますが、立春・立夏・立秋・立冬の年に4回、季節の変わり目に邪気を払う意味で行わていました。新年を迎えて最初の節分が立春なので、前日に邪気を払い福を呼ぶ意味から2月に節分祭が行われるようになったそう。
古来から、季節の変わり目には鬼が入り込みやすいと言われ、宮中行事として追儺(ついな)により邪気払いが行われていました。鬼やらいや厄払いとも呼びますが、その行事のひとつ『豆打ち』が現在の豆まきになっています。
疫病や気の病は、鬼の邪気(目に見えない得体のしれないもの)によって起きるとされていたことから、豆(魔目)とかけて炒った豆を鬼に投げつけ追い出します。「鬼は外」と叫ぶことで、自分の中から出た鬼を追い出しています。
「節分祭」が行われる寺社仏閣が多い!
京都には4,000近くの寺社仏閣があり、どこでも節分祭が行われます。どこに行けば良いのか、どこがどんな催しがあるのか観光で訪れる人は迷ってしまうほど。旧暦で節分が大晦日にあたるので、京都はお祭りムードでいっぱいです。
御所の鬼門と裏鬼門を守る吉田神社(北東)、壬生寺(南西)、北野天満宮(北西)、八坂神社(南東)、または伏見稲荷大社の四社にお参りする「四方参り(よもまいり)」は経験しておきたいもの。その他に、おすすめの節分祭を紹介します。
じっくり四方参り
京都御所の鬼門を守る「吉田神社」
藤原氏の氏神として春日大社の四神を勧誘して建立されました。その後は、平安京に京都御所の鬼門を守る神社として崇められることになります。応仁の乱で本殿が焼け落ちましたが。足利義政の妻である『日野富子』の寄進で吉田神道が創始されたのです。