四季折々の彩りが美しい!京都「長岡天満宮」をゆっくりお散歩
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kyo-trip
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2016年11月22日
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学問の神様「菅原道真公」をお祀りしていることで、知らない人はいない「天満宮」。太宰府の天満宮から京都の天満宮まで、幾多の天満宮が日本各地に存在します。
その中でも、菅原道真公自ら「我が魂長くこの地にとどまるべし」と詠まれた、由縁ある京都・長岡京の「長岡天満宮」をご紹介いたします。
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京都の長岡京市にある「長岡天満宮」は、その入り口へとつながる「八条ヶ池」と合わせると、有名な観光地の寺社に負けない広さのある神社です。
境内では地元の方々が買い物帰りや、おつとめの前後などに参拝されている姿が目に入ります。当たり前のことかもしれませんが、地元にしっかり根付いた天満宮であることが伝わってきます。
境内はとても静かで落ち着きがあります。たくさんの木々に囲まれ、深呼吸をすると体の内側から澄んでいくような気分になります。天気の良い日に訪れても、ひんやり心地良い空気が感じられ、雨の日に訪れると雨と緑、土の香りが胸一杯に広がります。
「錦景苑」では美しいもみじが楽しめます。あずまやに腰を下ろし、ゆったりと美しい庭園を眺めていると、時間が経つのも忘れてしまいそう。日が良いと、ウェディングフォトの撮影が行われていることもあり、見ている方も幸せな気分になれますよ。
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「長岡天満宮」の魅力は、この神社を取り巻く植物たちにもあるのではないでしょうか。四季折々の彩りで、全く違う表情を見せる「長岡天満宮」は「オフシーズン」と呼ばれるものがありません。
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天満宮といえば梅の花ですね。2月下旬からは梅林にて、愛らしい梅の花が楽しめます。
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3月中旬頃には境内で「梅花祭」が開かれます。お茶席などが用意され、肌寒い中でもほっこりできます。
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「長岡天満宮」へと続く、八条ヶ池の並木道は満開の桜で埋め尽くされます。
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ライトアップもあり、幻想的な夜桜が楽しめます。
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「長岡天満宮」といえば、キリシマツツジの名所。樹齢130年以上という美しさを通り越して、威風堂々、神々しいともいえる紅が一面に広がります。市の天然記念物にも指定されているこのキリシマツツジは、まさに日本一といえるでしょう。
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人の背丈を超えるキリシマツツジに覆われ圧巻の参道を抜ければ、天満宮の入り口にたどり着きます。このキリシマツツジを見るために、はるばる遠方から訪れる方も少なくありません。
キリシマツツジが満開の4月下旬には、「春の観光祭り」が行われます。生け花展、お茶席、キリシマツツジの苗木販売などが行われ、賑やかな雰囲気につつまれます。
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新緑がまぶしい頃には、カキツバタ、菖蒲、アヤメなどが楽しめます。そのたたずまいが美しいこの花は、1日程度しか咲いていられません。毎日違う花が待っていると思うと、こんな贅沢なことはありませんね。
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八条ヶ池では、今にも音を立てて咲き出しそうな蓮の花が楽しめます。水面に浮かぶその姿を眺めていると、暑い夏が涼しげに感じられますね。
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キリシマツツジとはまた別の「紅」。紅葉の季節は、見事なまでのもみじが境内を包みます。
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八条ヶ池から眺める景色も紅に色づき、何時間でも眺めていたくなる日本の美が続きます。
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八条ヶ池に張り出した東屋、実はこちらが彼の有名な「錦水亭」です。時代劇などのロケにも多く使われ、日常とかけ離れた空間に浸ることができます。
四季を通して旬の食材が楽しめる料亭ですが、中でも「たけのこ料理」は日本一と謳われるほど。長岡京はたけのこの名産地でもありますが、それを最大限に楽しむためのコースが用意されています。そう、三月中旬から五月中旬は、キリシマツツジとたけのこ料理、二つの日本一の共演が楽しめるのです。
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この料亭ではメニューはコース料理のみ。たけのこ料理のコースに含まれる「焼き竹」は、たけのこの風味と香ばしさがたまらない逸品です。
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木の芽あえ、田楽、むしたけ、天ぷら・・・と、旬のおいしさを存分に味わえます。
錦水亭
長岡天神 / 懐石・会席料理、京料理、和食(その他)
- 住所
- 長岡京市天神2-15-15
- 電話番号
- 075-951-5151
- 営業時間
- 営業11:30~21:00(L.O.19:00) 昼食11:30~14:30
- 定休日
- 無休
- 平均予算
-
- ¥10,000~¥14,999
- ¥10,000~¥14,999
データ提供:
京都・長岡は、菅原道真公が在原業平と遊び、詩歌管弦を楽しまれたという縁深い土地です。太宰府へ左遷されたる時、この地に立ち寄り「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しまれたとほどといわれています。
「長岡天満宮」には、菅原道真公の歌碑が複数存在します。学問の神様である以前に、詩人であった菅原道真公をお祀りしているこの天満宮。草花の美しさに心奪われるのも、納得できますね。
長岡天満宮 ホームページ
「長岡天満宮」の歴史や行事、アクセスなどが詳しくわかる公式サイトです。
簡単なアクセス情報は、JR東海道線・長岡京駅西口より徒歩20分または、阪急京都線・長岡天神駅西口より徒歩10分。
華やかな京都市内の観光地も良いですが、少し足を伸ばして「長岡天満宮」へ訪れてみてはいかがでしょうか?この落ち着いた雰囲気は、心を洗うのにもうってつけの名所です。