こんなところにカフェ?京都の癒し空間「茂庵(もあん)」が素敵
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kyo-trip
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2016年11月23日
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京都にはおしゃれなカフェがたくさんありますが、今回ご紹介するのは吉田山山頂にある「茂庵」です。絶景が楽しめる隠れ家カフェで、ゆったりした時間をお楽しみください。
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大正時代、実業家・数寄者の谷川茂次郎氏によって広大な茶苑が造られました。当時は吉田山山頂の広い敷地内に茶室8席・月見台・楼閣などが築かれましたが、現在は食堂棟と茶席の一部のみが残っています。
現在食堂棟はカフェとして多くの人でにぎわっており、京都市の登録有形文化財にもなっています。なお、カフェの名前「茂庵」は、創業者である谷川氏の雅号です。
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茂庵は吉田山の頂上にあるので、ふもとから歩いて登る必要があります。
茶道の世界では、お茶室の中だけでなく露地(門と茶室の間にある空間)からすでにおもてなしが始まるとされています。茂庵を茶室とするなら、吉田山のふもとから茂庵につづく道はさしずめ露地といったところでしょうか。
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茂庵へ行くには4つのルートがありますが、最もスタンダードなルートが神楽岡コースです。バス停「浄土寺」「銀閣寺道」から約15分、細い山道をのんびり散策しながら向かいます。
駐車場があるのは神楽岡コースの入り口のみですが、スペース数が少ないので公共交通機関のご利用をおすすします。
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吉田神社本宮脇の細い道(龍澤池・菓祖社の間の道)からも、茂庵に行くことができます。
なお、どのコースも舗装されていない山道を歩きます。ゆるやかな傾斜で比較的歩きやすいですが、ピンヒールなどの歩きにくい靴はおすすめしません。また、季節によってはマムシやスズメバチなどに注意が必要です。
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1階はお茶室と待合スペース、2階が古民家風カフェになっており、靴を脱いで入店します。
カフェ店内中央にはゆったりしたソファ席があり、窓際のテーブル席・カウンター席からは吉田山山頂からの眺望を楽しめます。
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吉田山の山頂にあるので、道中ののぼりおりが大変ですが天気のいい日は素晴らしい景色が望めます。
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席の向きによっては、「五山の送り火」で有名な大文字山(東山如意ヶ岳)が見えます。
この写真ではわかりませんが、遠くには左大文字(大北山)や船形(西賀茂船山)も見えます。
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大正ロマンあふれる、レトロなインテリアにも注目。
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最初にサービスされるお水は、盃のような形のグラスに注いで供されます。
歩き疲れた体に冷たい水がしみわたり、何ともいえない心地よさを感じます。
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和の雰囲気にどっぷり浸りたい方には、かわいらしい干菓子つきの抹茶がおすすめです。
元茶室といっても難しい作法はいらないので、気軽に味わいましょう。
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寒い時期なら、あたたかい柚子ドリンクもいいですね。柚子は風邪予防にも良いですし、やさしい味と香りでホッとくつろげます。
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お食事系メニューで人気が高いのが、ピタパンサンドのセット(豆のマリネと季節のスープつき)です。ピタパンの具材は、「季節のお野菜系」「季節のお肉系」「トマトモッツァレラチーズ」「なすとズッキーニとベーコン」の4種類から2種類まで選べます。
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季節の素材を使った月替わりランチも人気です。野菜・きのこ・生麩・そばなどヘルシーな食材が中心なので、健康や美容が気になる方にもおすすめです。
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バニラアイスに、エスプレッソをかけていただきます。アイスの甘味とエスプレッソの苦味が合わさって、なんとも不思議な味わいに。時間が経つとアイスが溶けてきて、味と食感の違いも楽しめます。
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ケーキの内容も月ごとに変更されます。
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茂庵は、18時まで営業しています。(L.O.17時)冬季は閉店時間が近くなると窓の外が暗くなり、古民家ならではのあたたかみが感じられます。
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ふもとまでの道は足元が暗くなるので、あまり帰りが遅くならないようお気をつけて。
茂庵
元田中、出町柳、茶山 / カフェ
- 住所
- 京都市左京区吉田神楽岡町8 吉田山山頂
- 電話番号
- 075-761-2100
- 営業時間
- 11:30~18:00
- 定休日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)
- 平均予算
-
- ¥1,000~¥1,999
- ¥1,000~¥1,999
データ提供:
茂庵は、雑誌やテレビなどでしばしば取り上げられる人気カフェ。休日には待ち時間が長くなることも多いので、時間に余裕を持っていきましょう。休日は混雑しているので、できれば平日を狙っていくと落ち着いて過ごせそうです。