さむーい冬はこれで温まりましょ!京都のおすすめおでん屋さん8選
京都おでんは関東のおでんとちょっと違う?
冬になると食べたくなるおでん。地域によって出汁やおでん種に違いがあるのもおでんのおもしろいところですよね。京都のおでんは、濃い口醤油で出汁をとることが多い関東のおでんに対して薄口醤油がベースでやや甘め。ツユは白っぽい色をしているのですが、味がしっかりついているのが特徴です。
京都のおでんはどんな具材が多い?
かつて鯨(クジラ)食が盛んだった土地柄上、「さえずり」(クジラの舌)や「コロ」(クジラの皮)がよく使われていました。最近の鉄板具材は「牛スジ」と「蛸(タコ)」。また、京野菜や湯葉も人気具材です。関東地方で人気のはんぺんやちくわぶなどの練り物は、おでんに入れても主役具材ではないんですよ。
京都のおでんなのに関東煮!?
ちょっと前までは、京都のおでんは「関東煮(かんとだき)」と呼ばれていたのだとか。関西なのに不思議ですよね?その理由ははっきりとはしていないのですが、ひとつは江戸時代に味噌のおでんが主流だった関西に関東から今のようなおでんが伝わったため区別をするために「関東煮」と名づけたという説や、伝わった時期がもっと遅くて関東大震災の時だという説。はたまた、江戸時代に中国から伝わって「広東煮」が「関東煮」に変わっていったのだという説があります。いずれにせよ、京都のおでんはどこか別の地域から伝わって発展したもののようです。
京都の絶品おでん屋さんをご紹介
京都のおでんについて少しだけ分かったところで、ここからは京都府内のおいしいおでん屋さんをご紹介していきます。今回は「京都市中心部」「大原・京都北部」「伏見・山科・宇治」の3エリアに分けてピックアップしました。熱燗で一杯やりつつ熱々のおでんをほおばるなんて、幸せですよね~♪
京都市中心部
蛸長 (たこちょう)
祇園四条より徒歩5分ほどのところにある、創業130年以上の老舗おでん屋さんです。大体1品が700円以上はするためちょっとお値段がはりますが、一度は体験しておきたい名店です。昆布と鰹節をベースに、サバ節等が使われた出汁は黄金色に輝いています。おでんを注文したら「ねぎ・黒胡椒・からし」を添えて出してもらえるので、好みで試してみてくださいね。
京都。蛸長。人柄がおでんによく出ているやさしい味。 pic.twitter.com/PVysagwJvB
— さくま あきら (@isetta_23) 2015年11月1日
村川
京都駅から歩いて10分ほどと旅行や出張時に立ち寄りやすいおでんとおばんざいのお店です。店内はすべてがカウンター席でアットホームな雰囲気。女将が仕込むおでんは、鰹と昆布でとった透き通る京風ダシで、毎日注ぎ足しをしているため具材から出たうまみが凝縮された味わいです。ちなみにおでんは通年メニューなので、夏に食べたくなったらこのお店を訪ねてみて!
落語終わりで今日も今日とて~京都駅はずれ、ちょっとご無沙汰してた村川へ~ここはおでんです。特大の聖護院大根&こんにゃく、餃子、焼きネギ、しょうが天~メニューにはまだまだあります。ここの出汁がとにかく美味い~おでんの隠れた名店です。 pic.twitter.com/YYivRHhOq3
— らくご天国 (@sousukehan) 2015年12月22日
夷川 燕楽 (えびすがわ えんらく)
地下鉄東西線「市役所前」から徒歩5分にあり、遊郭をイメージしたという絢爛豪華な雰囲気の内装が特徴的なお店です。おでんと旬の食材を使ったお料理が楽しめます。
昨日は2万6千歩歩いた!ゆうべは丸太町から少し歩いた夷川燕楽さんで冷やしおでんやら新さんまの刺身などをいただく。冷たいおでんってはじめて食べたかも。大根、トマト特にうまかった。 pic.twitter.com/VTx9TQDDZw
— ろくはち (@necochara) 2016年9月12日
和と洋の創作一品料理も豊富で、宴会コースも充実しています。会社の飲み会やグループ飲みにも便利なお店です。ただし、人気店のため予約はお早めに!
栞屋 さらさら (Sara Sara)
地下鉄「四条駅」より徒歩1分の場所にオープンしたまだ新しいバルスタイルのおでん屋さんです。おでん屋さんでよくある和風スタイルではなく、スタイリッシュなかわいらしい雰囲気が特徴。そのため、お客さんも女性の割合が多いです。
京都 四条烏丸 栞屋さらさら
仕事前に昼飲みできそうなお店発見!
オリジナルメニューも豊富でまたきてみたいお店です(^^)
写真は牛アキレス洋風土手煮込み#酒場 #京都 #一人呑み #昼飲み pic.twitter.com/jrRvqNydau— 呑んじー(おひとりさま呑み) (@kannnnji) 2015年11月7日
おでんはもちろん、その他一品メニューも凝ったものが多くておすすめです。おでんに合う焼酎、日本酒、ビールはもちろん、カクテルや酎ハイなどの女性向けドリンクも豊富です!
円屋 錦 (えんや にしき)
阪急烏丸駅16番出口から徒歩3分、河原町錦市場からすぐの高倉通にあるおでんと滋賀県の淡海(たんかい)地鶏が堪能できるお店です。京都の新鮮な野菜を使ったおでんは、味はもちろん1つ100円からという手ごろなお値段も魅力的です。
「円屋 錦」京都の錦市場から高倉通にあるお店。淡海地鶏のお造りは美味しいし、おでんはさっぱりしてて食べやすくておすすめです。みののたたきは個人的に今までで一番美味しいみのを食べたと思ってます。あと、店員さんがいい人でお話楽しい。 pic.twitter.com/dlejmHAMWL
— 浅黄(あさぎ)@低浮上 (@h1n0sa9) 2016年10月3日
大原・京都北部
炭火料理とおでんの店 あぶりや
京都北部、舞鶴市にある炭火料理とおでんのお店です。JR東舞鶴駅から徒歩10分にあります。こちらのおでんは、魚介のダシではなく鶏がらを8時間じっくりと煮込んでとったダシを使用しているのが特徴です。
伏見・山科・宇治
青天家
京阪山科駅から徒歩6分ほどのところにあるおでんとおばんざいのお店です。定番のおでんのほかに、旬の食材を使った創作おでんが楽しめるのが楽しいところ。ちなみに2016年12月現在は、京都の地なすを使った焼きなすのおでんだそう。定番の具材のほかに、えのきベーコンやブラックペッパーをかけてたべる桃太郎トマトのおでん(数量限定)など、ユニークなおでん種も試してみてくださいね。
べんがらや
京阪「中書島」駅より徒歩10分。伏見桃山にある週末は予約が取れないほどの人気おでん店さんです。京風の薄色の出汁とは違い、肌褐色の出汁が特徴で、コクの深い味わいが楽しめます。出汁に使っているのは昆布をベースに、鶏がらや豚、京野菜。そこに鯨のコロをいれてじっくりと煮込み最後にしょうがを利かせるというオリジナルな味わいです。京阪の伏見桃山駅、近鉄の桃山御陵前駅からも歩けます。