京都「哲学の道」をお散歩しよう!散策のおすすめスポット♪
紅葉の名所として有名な「永観堂」から北へ5分ほど歩くと、小川沿いに熊野若王子神社と銀閣寺をつなぐように通る小径があります。日本の道百選にも選ばれている、この小径の名前は「哲学の道」。

現在の「哲学の道」は、思想にふけるにピッタリの小径…のみならず、おもしろい発見だらけの不思議な散策路となっています。今回は「癒やし」あり、「驚き」あり、「感動」あり!の「哲学の道」をご紹介します。
「哲学の道」とは?

哲学の道自体には車が通ることはなく、静かで穏やかな雰囲気を保っています。哲学の道からは法然院や大豊神社などに抜ける道もあり、道中立ち寄ってみるのもおすすめです。

哲学の道の中ほどには、西田幾太郎の名言の「人は人、吾はわれ也、とにかくに吾行く道を吾は行くなり」と刻まれた石碑が存在します。
「哲学の道」の驚きポイント
明治時代の一大事業。琵琶湖疎水が「哲学の道」にも!

哲学の道は、桜や紅葉の木々に包まれた小川沿いに続いています。

初夏には蛍の姿を見ることができるこの小川、実は琵琶湖疎水なのです。
なぜか猫だらけの「哲学の道」
「哲学の道」には個性的なお店、不思議な建物が多い

小川沿いに散策していると、アトリエらしき趣のあるお店が数多く並んでいます。

道に溶け込むようにさまざまな建物が点在しています。哲学の道は独創性にもつながっているのかもしれません。

こんな風景を眺めていると、発見だらけであることに驚きます。
「哲学の道」からちょっと寄り道、おすすめのスポット

哲学の道付近にある、おすすめのスポットをご紹介します。実際に歩くと、たくさんの発見がありますよ。
熊野若王子神社
大豊神社

京都らしい和風の建物が見える橋を渡ると、奥には「狛ねずみ」で話題の神社「大豊神社」があります。
霊鑑寺
法然院

本堂や方丈の襖絵、庭園も見応えがありますが、墓地には谷崎潤一郎、川上肇、九鬼周造ら著名人が眠っていることでも有名です。
弥勒院(幸せ地蔵)

哲学の道も銀閣寺に近づくと、聖護院の末寺にあたる弥勒院が見えてきます。「幸せ地蔵」と赤地に白文字で書かれたのぼりが目印です。
「哲学の道」を通れば立ち寄りたくなる甘味処
叶 匠寿庵
哲学の道入り口、熊野若王子神社すぐそばにある甘味処「叶 匠寿庵」。散策のスタートに、フィニッシュに甘いものはいかがでしょうか?

料亭のような構えの店舗は、中庭もあり美しい風景と美味しいお菓子が楽しめます。哲学の道で格別のひとときが味わえますよ。
小径
大豊神社へ抜ける道の近くに見える、こじゃれた和風喫茶店「小径」。ここらでちょっと一休み…も良いですね。
和菓子司 仙太郎 哲学の道店
銀閣寺寄り、法然院へ抜ける道近く、和菓子の老舗「仙太郎」でおいしいあんこをいただきませんか?
元田中、茶山、蹴上 / 甘味処
- 住所
- 京都市左京区浄土寺下南田町135番
- 電話番号
- 075-771-0222
- 営業時間
- 11時~17時半
- 平均予算
- ~¥999
よーじやカフェ 銀閣寺店
あぶらとり紙で有名な「よーじや」のカフェが、哲学の道中ほどに見えてきます。美しいお庭と、定番の化粧小物もお楽しみの一つです。
蹴上、元田中、東山 / 甘味処、かき氷
- 住所
- 京都市左京区鹿ケ谷法然院町15
- 電話番号
- 075-754-0017
- 営業時間
- 10:00~18:00 (L.O.17:30) (季節により変更あり)
- 定休日
- 無休
- 平均予算
- ~¥999
- ¥1,000~¥1,999
Pomme (ポム)
銀閣寺寄り法然院へ抜ける道近くには、かわいい赤枠の窓、自家製ケーキが自慢のカフェ「Pomme」があります。
あらゆるところへ行ける、哲学の道

一本の小径である「哲学の道」では、たくさんの発見があり、たくさんの名所への抜け道がありましたね。偉人が思索にふけって歩んだこの道は、やはり奥が深い場所です。

銀閣寺、永観堂へお越しの際は、ふらりとこの道を通ってみるのもおすすめです。ぜひ、足をのばしてみてくださいね♪