祇園ランチ・リーズナブル編♪お昼なら一気に敷居が下がるお店12選
祇園ってどのエリア?
お店をご紹介する前に、軽く復習をしておきましょう。そもそも「祇園」というのは、八坂神社の門前町として栄えてきた一帯のこと。明治元年の神仏分離令以前、八坂神社は「祇園社」という名前だったので、近隣の住民からは「祇園さん」として親しまれていました。
そんな八坂神社へ市内の中心から伸びているのが、京都のメインストリートとも言うべき「四条通り」。その四条通りのほぼ東端、京阪電鉄「祇園四条」駅から八坂神社まで東西約700メートルにわたって続く部分の、南北一帯が祇園と呼ばれるエリアなんです。
【祇園】京都の祇園という名は、現在の八坂神社(通称・祇園さん)のところにあった祇園社感神院という寺院の名に由来しているが、当寺は廃仏毀釈により廃寺となった。 祇園社の仏像は廃寺の際、江戸時代に交流のあった近隣の大蓮寺に移されている。 pic.twitter.com/i7NnE0nbsO
— 仏像紹介BOT (@butsuzobot) 2016年6月25日
今回は祇園のランチ、リーズナブル編。1000円以下で楽しめるお店をはじめ、紹介するほとんどのお店がお昼の平均予算1000円~3000円前後のところ。高くても予算5000円以内のお店でラインナップしていきます。憧れの祇園で楽しいお昼時を過ごしてくださいね。
豆腐・ぶぶ漬け・おばんざい!京料理をこころゆくまで楽しめるお店4選
山ふく
四条通りから花見小路通を南にちょっと入ったところにある「山ふく」。夜は小料理屋として営業をしていますが、お昼どきには、京都の「おばんざい」が満喫できるランチをやっているんです。
「おばんざい」というのは、京都の一般家庭で作られる惣菜のこと。きちんと修行をした料理人が作る「京料理」とは異なり、見た目や器などにはそれほど手が込んでいない家庭の味であることが特徴です。
山ふくのランチメニュー「季節御飯」は、そんなおばんざいが6品ほどに、炊き込みご飯と赤だし、漬け物がついたセットなんです。
店内のメニュー表を見ると、おばんざいの単品価格が書かれていなくてちょっと心配になってしまいますが、ランチならご心配無用のすべて合わせて1800円です(2016年6月現在)。
ランチメニューはこの「季節御飯」のみ。おばんざいの内容は季節によって変わりますが、毎日限定20食なので予約が必須ですよ。
豆水楼 祇園店
伏見の御香水など、水のきれいなことでも有名な京都は、豆腐料理も名物ですよね。精進料理の食材としても重宝される豆腐を、懐石形式で思う存分味わうことのできるのが「豆水楼 祇園店」です。
築130年の町家を活かした店内は、観光中心地にありながらもとても落ち着いた雰囲気。
昼のコースは、湯豆腐や豆腐田楽、湯葉のお造りなどが楽しめるリーズナブルな「八瀬」や、季節の移ろいを感じることのできる本格的な「昼懐石」など。
前日予約制になってしまうのですが、湯葉のお造りやおぼろ湯豆腐、季節の変わり豆腐などが味わえる「祇園弁当」も人気です。お重を包んでいるキレイな風呂敷は、旅行の記念にお持ち帰りすることが可能ですよ。
昨夜は豆水楼にてお豆腐懐石。京都っぽい繊細なお皿の数々でしたが、お腹いっぱいに。冷や奴がほんのり甘くて美味しい♪外国人の方々も多数。The 日本って感じの古めかしい店内も素敵でした。 @… https://t.co/JXhmdMydF6
— Shisei Hashimura (@kurohani) 2016年5月12日
阿古屋茶屋
京都名物の食べ物はたくさんありますが、京都以外のひとには耳慣れない名前で知名度が高いものに「ぶぶ漬け」がありますよね。早い話がお茶漬けなんですが、そんな「ぶぶ漬け」をバイキング形式でいただくことができるお店が祇園エリアにあります。
「阿古屋茶屋」の「お茶漬けバイキング」は、20種類のお漬け物と3種類のご飯(白ご飯・十六穀米・お粥さん)が食べ放題なんです!
大きな器に並んだお漬け物は、なすや赤かぶら、きゅうりの定番から、壬生菜、瓜、長芋など珍しいものまで。鮮やかな色彩が、目も楽しませてくれます。
まずはご飯と一緒にお漬け物をそのまま味わってみて、次にお茶をかけてさらさらといただきましょう。ちなみに、煎茶ではなくてほうじ茶でいただくのが、京のぶぶ漬け。
食後にはデザートのモナカを自分で作って食べることができ、バイキングによくある時間制限もありません。
このお店なら、ぶぶ漬けを出されたからって、あわてて帰らなくてもいいですよね!
このお店なら、ぶぶ漬けを出されたからって、あわてて帰らなくてもいいですよね!