全国のうどんが楽しめる!京都にできた「うどんミュージアム」って知ってる?
幅が10㎝もある幅広うどん、麺の中が中空のなめらかうどん、
そんな全国の名物うどんが食べられるミュージアムが京都にあるのをご存じですか?
京町家をイメージした古風な造りの中で好きなうどんが食べられるとあって
観光客や修学旅行の高校生らに大人気です。
ご紹介します、京都の新名所、「うどんミュージアム」。
(1) うどんの殿堂
2014年12月、京都市東山区祇園町北側にオープンしました。
うどん文化の継承や地域の活性化、さらに海外にその文化を発信していくのが目的です。
四条通から大和大路通りを北に入ってすぐにミュージアムはあります。
京町家を改装した古風で気品漂う造りです。
最初に目に入るのは、全国各地のうどんを地図で示したうどん地図。
ご当地名物のうどんの由来や食べ方などもパネルで紹介されています。
お土産コーナーでは全国から取り寄せたご当地うどんを販売しています。
その数100種類以上。
全国の名物うどんが食べられる2階の松の間、竹の間などは
観光客や修学旅行生でにぎわっています。
おすすめは、17時からのうどん食べ放題。
全国のうどんが好きなだけ、リーズナブルな値段で食べられるとあって人気です。
(2) うどんって?
うどんは地域によって様々な作り方があり、形状や味が違います。
普通は小麦粉を塩水で練って伸ばし、包丁切りしたものですが、
真水で練ったものは下ゆでせずに鍋で煮込む料理に使われます。
味噌煮込みうどんやほうとう、団子汁です。
練って引っ張って伸ばしたものは、五島うどんや稲庭うどん。
また、包丁切りの幅の違いで、きしめんやひもかわうどんになります。
もともとは中国伝来といわれ、当初はお菓子のようなものだったそうです。
鎌倉時代に今の形に近づき、「切麦」と呼ばれました。
江戸時代、庶民に馴染みの食べ物となって町にうどん屋さんができました。
日本で一般に認知され、家庭で食べられるようになったのはその頃です。
その後、地方によって独特の食べ方が考案され、
細麺や太麺、炊きこむ食べ方や、ざるで食べる方法、具材など独自性が出てきました。
(3) 人気TOP3
ミュージアムで人気のうどんTOP3をご紹介します。
① 耳うどん(栃木県佐野市)
佐野市仙波町に伝わる耳の形をしたうどん。
耳うどんは悪い神様の耳を意味し、食べてしまえば家の話をその神様に聞かれず、
魔除けになるというわけです。佐野市の数件のお店と、ミュージアムでしか食べられない一品です。
② ひもかわうどん(群馬県・桐生地方)
麺の太さは店によって違いますが、ミュージアムでは10cmのうどんです。
厚みは1mm程度で、つるんとしたのど越しは最高です。
③ 稲庭うどん(秋田県湯沢市)
日本三大うどんの一つ。手延べ製法の干しうどんで、麺は若干太く、薄い黄色。
乾燥前につぶして平べったいのが特徴です。
中に気泡が入って中空になっているため、滑らかな食感です。
稲庭うどんの本家佐藤養助商店のものを使っています。
営業時間: 11:00~22:00 年中無休
アクセス: 京阪・祇園四条駅6出口から徒歩約1分
いかがでしたか?
うどんミュージアムの楽しみ方はまだまだいろいろありそうですね。
ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょう。