京都の桜が楽しめる!観光もできるお花見コース3選
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kyo-trip
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2017年1月24日
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どの季節に訪れても趣がある京都の町。特に桜の季節は多くの観光客でにぎわい、名所には桜を求める人が殺到します。
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甲乙つけがたい桜の名所が多々ある中、一見の価値あり!とささやかれる「平安神宮」「南禅寺」「醍醐寺」の3カ所を中心に、一緒に見て回りたいおすすめの桜のスポットをご紹介いたします。
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平安神宮を中心とする、左京区、岡崎エリアは桜に誘われながらたくさんの桜の名所にたどり着くことができます。
平安神宮の桜を楽しんだ後は琵琶湖疎水沿いの岡崎桜回廊を辿り、ちょっと足を伸ばして京都御苑などはいかがでしょうか?
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京都駅からバスに乗り、約30分。平安神宮では平安神宮、神苑ともに見事な桜が楽しめます。
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日本の象徴らしさを感じる、本殿前の桜は必見です。
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境内取り囲むように、神苑からこぼれ出す桜が映ります。
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神苑には150本あまりのしだれ桜をはじめ、約20種類もの桜の花々が咲き乱れます。その数、約300本という壮大さ。その美しさは、谷崎潤一郎の小説「細雪」でも描かれているほどです。
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まるで空がピンクに染まったように、桜の花で埋め尽くされる天井は息を呑むほどの見事な眺めです。
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桜のライトアップとともに、毎年恒例として「平安神宮 紅しだれコンサート」が行われます。幻想的なムードと、癒やしのメロディーが満喫できます。
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例年見頃4月上~中旬といわれる平安神宮の桜ですが、気温や花の種類によって見頃が異なります。ぜひ、下記のサイトで開花の状況を確認してみてくださいね。
■「岡崎桜回廊」を桜を楽しむ 例年見頃3月下旬~4月中旬
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神宮道を挟み京都市美術館、ロームシアター、府立図書館、府立動物園などの文化施設を多く抱える岡崎公園周辺は、桜並木が続く「岡崎桜回廊」としても有名です。ライトアップの時間帯は、新旧のそれぞれの持ち味が醸し出す雰囲気に魅了されます。
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さらに、琵琶湖疎水では「岡崎桜回廊十石舟めぐり」という期間限定のイベントも開催されます。
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コースは南禅寺舟溜り乗船場から、夷川ダムまでを往復するというもの。遊覧船から眺める桜は、通常より格段に贅沢な気分を味わわせてくれます。
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疎水の水辺へ身を乗り出して広がる桜の風景に、心奪われること間違いありません。
■「京都御苑」の桜を楽しむ 例年見頃3月下旬~4月上旬
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平安神宮から約30分歩くと京都御苑へ。すこし遠回りになりますが、疎水沿いの桜並木を楽しみながら歩くルートがおすすめです。
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敷地内に約1100本もの桜をもつ京都御苑は、「京都御所」「仙洞御所」を囲む公園です。もちろん、入場料は無料。いつでも自由に散策が可能です。
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公園内ではソメイヨシノ、ヤマザクラ、八重桜、しだれ桜…多くの種類の桜の饗宴で一日中楽しむことができますよ。
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約65ヘクタール(東京ドーム約14個分)もの広大な緑地には、5万本以上の樹木が生育しています。
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野鳥の楽園ともいわれ、愛らしい鳥たちの姿をあちらこちらで見かけることができます。
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蹴上駅から徒歩10分、日本の禅寺の中でも最高の格式を誇る「南禅寺」。明治時代の偉業、琵琶湖疎水が境内を流れ、ドラマなどでも撮影に使われる、レトロでモダンな水楼閣を抱きます。そして、周囲には素晴らしい桜のスポットが存在します。
南禅寺の北側には哲学の道、南側には蹴上インクライン。どちらも、南禅寺と合わせて楽しみたい趣がある桜の名所です。
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歌舞伎では「楼門五三桐」のワンシーン、石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな…」と見栄をきるシーンで有名な三門。門前に広がる桜も美しいですが、柱の奥から覗く桜も趣があります。
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眼下に広がる桜の景色は、まぎれもなく絶景ですね。
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三門から手招きする桜に誘われ境内で桜を追いかけていると、気がつけば法堂へたどり着いています。
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本堂の黄色の壁とうすピンクの花びらの共演は、思いがけず心奪われるほどの美しさです。
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南禅寺周辺にある別荘街の桜も見応えがあり、ぜひ散策して欲しいスポットです。
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例年、3月下旬~4月上旬といわれる南禅寺の桜。気温により開花状況に変化がありますので、正確な情報は公式サイトなどをご確認ください。
■「琵琶湖疎水記念館」の桜を楽しむ 例年見頃3月下旬~4月上旬
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南禅寺参道から白川通りへ抜けると、通りを挟んで琵琶湖疎水記念館が見えてきます。明治時代の偉業、琵琶湖疎水の竣工100周年を記念して建てられたこの記念館への入館は無料です。記念館から疎水沿いに出る道の桜は、また違った雰囲気を感じますね。
■「蹴上インクライン」の桜を楽しむ 例年見頃3月下旬~4月上旬
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南禅寺から南側、南禅寺山道前と蹴上駅前をつなぐ蹴上インクライン。その昔、南禅寺前の船溜まりから蹴上の船溜まりまでの落差を、台車で舟を積み上げ運んでいた跡地です。この時期は、郷愁とロマンがあふれる桜の遊歩道にかわります。
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桜のトンネルを抜けながら線路を歩くと、まるで別世界にたどり着きそうです。
■「哲学の道」の桜を楽しむ 例年見頃3月下旬~4月上旬
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南禅寺から鹿ヶ谷通り、もしくは白川通りを北に向かうと、熊野若王子神社前から始まる哲学の道へ続きます。
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薄暗く感じるほどに覆われた桜のトンネルは圧巻です。周囲のレトロ感とあいまって、思わず感傷にふけりたくなりますね。
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疎水の水面を、ピンクの絨毯に変えるほどの花筏も見物です。
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醍醐駅から徒歩約10分、真言宗醍醐寺派の総本山「醍醐寺」は、豊臣秀吉の「醍醐の花見」が開かれたことでも有名です。毎年4月の第2日曜日は「豊太閤花見行列」が開催され、秀吉をはじめ、当時の主要人物に扮した行列が「醍醐の花見」を再現します。
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200坪以上ある広大な境内には、約800本の桜の木があります。ソメイヨシノ、しだれ桜、八重桜をはじめとする多種の桜が、約3週間もの間、次々に花開きます。
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総門からは、空から降り注がんばかりの桜のトンネルが続きます。
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総門をくぐるとすぐに見えてくる三宝院。秀吉が愛したという巨大な「太閤桜」と、未だ変わらぬ美しさを放つ「唐門」を観ることができる、醍醐寺の本坊ともいえる場所です。
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三宝院では秀吉が自ら設計したといわれる庭園と、見事な太閤桜を観ることができます。境内の桜より早目の開花となるため、勢いよく満開になった姿を鑑賞するためには少し早めの来訪がおすすめです。
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三宝院奥にはお茶席がもうけられている広場もあり、ほっこり落ち着きながら桜を楽しめます。
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三宝院の向かい、霊宝館では秀吉が花見で使用した宝物をはじめとする、国宝や文化財などが10万点あまり収蔵されています。歴史と花の優美に浸ることができる場所です。
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霊宝館の中では「花の醍醐寺」の名にふさわしい、息を呑むほど枝振りが見事な桜の木を観ることができます。しだれ桜「醍醐深雪」は樹齢180年ともあり、その貫禄と気品は他に例えようがありません。
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総門から仁王門まで、見事な桜が続きます。仁王像が見えなくなるまでの桜は、まるで春雲のごとくです。
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仁王門をくぐると、金堂、鐘楼、五重塔などがある伽藍へ続きます。
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古めかしい朱塗りの建物に、しだれ桜、ソメイヨシノの淡い色合いが映えます。
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例年見頃3月下旬~4月中旬といわれる醍醐寺の桜ですが、境内、三宝院、霊宝館と見頃が異なります。もちろん、気温によっても開花状況が異なりますので、詳しくは公式サイトなどの情報をご確認ください。
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古都を彩る桜の数々、特におすすめの場所をご紹介いたしました。多くの名所がある中、今回ご紹介した場所だけでもとても圧巻の桜の姿がうかがえます。ぜひ、お気に入りの場所で、都を彩る夢のような桜の世界をお楽しみください♪
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