新撰組発祥の地!京都「八木邸」で歴史に触れよう
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kyo-trip
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2017年1月25日
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新撰組といえばこの羽織。この段だら模様の水色は壬生(みぶ)の色でもあり、壬生狂言に使用する手拭いの色にも古くから使用されています。そんな新撰組の三大内部抗争の1つといえば「芹沢 鴨暗殺」です。その爪痕が生々しく残る「八木邸」をご紹介します。
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阪急電鉄「大宮駅」から徒歩10分の場所にある「八木邸」は、新選組屯所跡として有名です。また新選組ゆかりの建築として昭和58年6月1日に京都市指定有形文化財に指定されました。ここは、新撰組結成の舞台!八木家との関わり合いや時代背景を見学する事が出来ます。
花が3つ描かれたような家紋、これは八木邸の家紋です。その昔、富士の裾野の巻狩りの際に関東一円を震撼させた白い猪を射止めた功績で、源頼朝から三つ木瓜が描かれた家紋を拝領したと伝えられています。
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幕末、14代将軍家茂上洛にあたりその警護の為に上洛した浪士達。その後に江戸に呼び戻される事になりましたが、近藤勇をはじめとする13名は「八木邸」を宿舎として、京の地に残る事になります。そこで「新撰組」が誕生しました!
新撰組結成後、どんどん隊士が増える一方で近藤勇一派と芹沢鴨一派の派閥が出来ていきました。かねてより乱暴者だった芹沢鴨は宿舎で刀を振るい傷をつけるなど目に余る行動が増えてゆき、近藤勇の命令で土方歳三と沖田総司らが暗殺に踏み切りました。
初めて新撰組に触れる方や前知識のない方には、ガイドさんの説明がありがたいですよね♪見学の後には嬉しいサービスもあるので、ツアー参加がとてもオススメです!
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「八木邸」の公開時間は9:00〜17:00まで。チケットを購入して見学が出来ます。ガイドさんの説明を聞きながら、歴史を学ぶ事が出来ますよ。入場料は大人1,000円です!
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新撰組が出来た経緯、新撰組の活動内容やその後どうなったのかといった歴史の流れ、「八木邸」でどのように隊士が過ごしていたのかなど細かく教えて頂けます。時間は20分程で、最後に芹沢 鴨暗殺の部屋や梁にできた刀傷を見せてもらいます。「八木邸」の中での撮影は禁止なのでマナーを守って楽しく見学しましょう!
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「八木邸」にはお土産屋兼茶屋の「京都鶴屋 鶴壽庵(かくじゅあん)」が併設されています。お店の前には、大きな石碑があります。撮影スポットとしても人気なので、記念に写真におさめておきましょう!
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営業時間は8:00~18:00です。伝統の和菓子から京の四季を題材にした生菓子まで、幅広い京の味が揃っています。
この「京都鶴屋 鶴壽庵」で頂ける屯所餅と抹茶。これは、見学ツアーを終えた後に無料で頂けるんですよ!屯所餅には壬生にちなんだ「壬生菜」を使用しているので、独特の風味を楽しむ事が出来ます。日持ちしないので、その日のうちに食べちゃいましょう。
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食材を引き立てるのは、全ての元となる「水」!という事で、「鶴壽庵」では敷地内にある井戸の源泉を使用してします。この水が、お菓子作りの土台となっているんです。
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店内にはたくさんの新撰組グッズが!!ファンにはたまらない場所ですよね!京都土産にも最適なので、ぜひ立ち寄ってみて下さい♪
京都鶴屋 鶴壽庵
四条大宮、大宮、西院(京福) / 和菓子、甘味処、カフェ・喫茶(その他)
- 住所
- 京都市中京区四条坊城通南入ル壬生梛ノ宮町24 新選組屯所旧跡
- 電話番号
- 075-841-0751
- 営業時間
- [月~土] 8:00~19:00 [日・祭] 8:00~18:00
- 定休日
- 無休
- 平均予算
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データ提供:
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「旧前川邸」も「八木邸」同様、新撰組隊士達の宿舎として利用されていました。残念ながら「旧前川邸」は中には入れませんが、外見だけでも見る価値はあります。「八木邸」からすぐ近くの場所にありますよ。
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「旧前川邸」の表出入口の土間で、新撰組グッズが販売されています。この土間は、土日祝日限定で一般公開される場所です。キーホルダーやストラップ、模造刀など、新撰組関連のお土産を探している方にオススメです。
中にはこんなクリアファイルもあります!勉強にもなる素敵なグッズです。
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「八木邸」の横には「壬生寺」というお寺があります。かつて壬生寺境内は新選組の兵法調練場に使われ、武芸や大砲の訓練が行なわれたと言われています。境内東方にある池の中の島には、「壬生塚」と呼ばれる幕末の新選組隊士の墓などもあります。
「壬生寺」には、新撰組の羽織の絵馬があります。たくさんの人が、この絵馬に願い事を書き括っていきます。
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もちろん御朱印も書いてもらえます。地蔵菩薩がご本尊なので、「地蔵尊」と大きく書かれています。
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ここから「壬生塚」に入る事が出来ます。新撰組ファンの方はきっとドキドキが止まらないはず…!!「壬生塚」に行く前に、必ず参拝をしましょうね。
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「壬生塚」には、近藤勇の胸像があります。毎年7月16日には池田屋騒動の日とし、「新選組隊土等慰霊供養祭」が行なわれます。その際、近藤勇の胸像前でも慰霊法要が行なわれます。
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芹沢鴨をはじめとしたいわゆる「水戸派」の墓もたくさんあります。暗殺された者、切腹した者…それぞれの魂が祀られている神聖な場所です。ゆっくり手を合わせ、当時の事を改めて振り返ってみるのも良いかもしれません。
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京都にはたくさんの観光名所があり、新撰組好きにはたまらない場所も多くあります。今回は、新撰組発祥の場所である「八木邸」をご紹介しました。ぜひ皆さんも訪れてみて下さい。
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