ガラス細工のような美しさ。京あめ「クロッシェ」のご紹介
京都・河原町駅にある京あめ専門店「クロッシェ(Crochet)」をご存知ですか?京の伝統技術が生み出した、食べるのがもったいないほど美しい、色とりどりの京あめを販売しています。また、京都の姉妹都市であるフランス・パリの要素を取り入れた、モダンでおしゃれな京あめが多いのも特徴です。今回は、そんな京あめ専門店クロッシェの魅力的な商品を、詳しくご紹介していきます!(2017年02月05日 最終更新)
「クロッシェ(Crochet)」って?
「クロッシェ(Crochet)」は、京都の河原町駅の近くにある「京あめ」のお店です。創業130年の京あめの老舗「今西製菓」と、関西のデザイン会社やアート団体などがコラボして誕生しました。京の伝統技術にヨーロッパのエッセンスを加えた、新しい京あめを販売しています。
シンプルで洗練された空間は、飴屋さんというよりもおしゃれなギャラリーのよう。店内の中心にあるテーブルには、色とりどりの京あめがずらりと並んでいます。
クロッシェの京あめは、全て職人による手作りです。季節や気温、湿度によって配合を微妙に調整し、ベストな状態に仕上げているのだとか。また、日本の飴作りの技術にヨーロッパの技術も取り入れ、見た目も味もハイレベルな新しい京あめを生み出しました。
伝統的な和のモチーフ
言祝
それではここから、クロッシェで販売されている京あめをいくつかご紹介していきます。ひとつめは、紅白のおめでたいカラーが美しい梅味の京あめ「言祝(ことほぎ)」です。無垢を表す"白"と原初を表す"赤"を組み合わせることで、「寿ぎ(ことほぎ)」という意味になるのだそう。お祝い事のギフトなどにぴったりですね。
濃茶手毬
深いグリーンが美しい「濃茶手毬」は、その名の通り抹茶味の京あめです。抹茶の風味が豊かで、ほろ苦い大人の味わいを楽しめます。まるでビー玉のような、まんまるのフォルムもかわいらしいですよね。
紫苑
紫と黄色の組み合わせが印象的な「紫苑(しおん)」。実はこの色合い、平安装束の規則である「襲の色目(かさねのいろめ)」のひとつなのだそうです。味は黒糖となっており、やさしい甘さが口いっぱいに広がります。
白絹手鞠
白地に色とりどりの繊細なラインが引かれた「白絹手鞠」。古来から続く、京あめの伝統的なデザインです。その名の通り、白絹のような上品な輝きが非常に美しいですよね。また、爽やかでさっぱりとしたレモンライムの味も魅力的です。
華やかなフランス風
ヴェルサイユ
クロッシェには、京都の姉妹都市であるフランス・パリからインスピレーションを受けた京あめも多数あります。こちらの「ヴェルサイユ」は、フランス王・ルイ14世が建てたヴェルサイユ宮殿をイメージしたレモン味の飴。黄金に輝く宮殿のような、鮮やかなイエローのデザインが印象的です。
アントワネット
こちらはルイ16世の王妃、マリー・アントワネットをイメージした京あめ「アントワネット」。華やかなドレスを着たマリー・アントワネットを彷彿とさせる、ピンクのストライプ柄が特徴です。味は甘酸っぱいストロベリー味となっています。
ジュイの更紗
「ジュイの更紗」は、オレンジとブラウンのストライプがおしゃれな紅茶味の京あめです。ジュイの更紗とは、パリ近郊のジュイ=アン=ジョザスという村で生まれた、更紗(布の一種)のことを指します。紅茶の香りがふんわりと漂う、上品な味わいを楽しめますよ。
パリの街路樹 – 秋
こちらは「パリの街路樹 – 秋」というおしゃれな名前の京あめ。ちょっと珍しいモンブラン味で、秋らしいリッチな味わいを楽しめます。紅葉をイメージした、鮮やかなオレンジ色のデザインも印象的です。
映画や漫画をイメージ
『シェルブールの雨傘』
水色とピンクのストライプがかわいらしい、「シェルブールの雨傘」。1964年公開のフランス映画から名付けられたもので、主演のカトリーヌ・ドヌーヴが着ていたドレスをモチーフにしてデザインされたのだとか。爽やかでほんのり甘い、ヨーグルトフレーバーも魅力的です。
オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ
最後にご紹介するのは、漫画『ベルサイユのばら』の主人公・オスカルをイメージした「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ」です。オスカルの兵装をモチーフにした、鮮やかな赤・青・白の配色が印象的。見た目はかなりインパクトがありますが、味はやさしいミルクティー風味となっています。
いかがでしたか?
京あめ専門店クロッシェについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?日本の伝統とヨーロッパの技術を融合させた、ガラス細工のように美しい京あめが魅力的ですよね。商品名やパッケージも非常におしゃれなので、ギフトやお土産として購入するのもおすすめですよ。今度京都を訪れた際は、ぜひクロッシェに立ち寄ってみてくださいね。