京都駅周辺のお寺も見逃せない!行っておきたい寺院5選
たくさんの神社や仏閣がある京都で、どこに参拝しようか迷ってしまいませんか?京都駅からたくさんの場所に行くのも良いですが、実は京都駅周辺にもいろいろあるんですよ。新幹線前のちょっとした時間を使ったり、気軽に参拝に行きやすいだけでなく、見所のあるお寺が揃っています。今回は京都駅を中心にした近場のエリアにあるお寺をご紹介します。(2017年03月03日 最終更新)
心のサプリ、お寺でゆっくりすれば自然と元気がわいてきますよ♪
「東本願寺」 京都駅から徒歩7分

とても駅から近く、境内の拝観は自由。拝観料も不要です。新幹線の待ち時間などの隙間時間に見て回るのにもってこいのスポットです。
京都三大門の一つ「御影堂門」

高さ28mからなる東本願寺の重層造りの門、「御影堂門」は左右に山廊がついた重厚感漂う門です。また、京都の寺院の三大門の一つにも数えられます。

この門は何度も火災に遭い、再建が繰り返されました。幕末にも「蛤門の変」などで被害に遭い、現在見ている門は明治44年に再建、完成したものです。

楼上部には釈迦如来、弥勒菩薩、阿難尊者が安置されていますが、通常は非公開となっています。

格式を感じる御影堂門をくぐると、2つのお堂が見えてきます。
懐の深さを感じる「御影堂」
熱心な参拝者が集う「阿弥陀堂」
手水舎の龍にドキッ

東本願寺の境内に足を踏み入れると、目に入るものがもう一つあります。この貫禄ある手水舎の龍は、子どももビックリしてしまうほどです。
ギャラリーで一休み

法宝物など、貴重な品々の展示もありますよ。
宿坊「同朋会館」で宿泊も…
- 住所
- 東京都台東区西浅草1丁目5-5
- 電話番号
- 03-3843-9511
出典:公共クラウド(総務省)
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「西本願寺」 京都駅から徒歩16分


まるでお寺テーマパーク
広大な境内に足を踏み入れた瞬間、施設の充実ぶりに驚きます。それはさながら、お寺テーマパーク。建造物は国宝や重要文化財ばかりで、拝観料は不要(一部有料)。また、期間限定で特別な企画を行っていることもあります。
壮大な「阿弥陀堂」

参拝必須の「御影堂」

親鸞聖人の木像と、歴代門主の御影を安置されているこのお堂は、本願寺の重要な行事が執り行われる中心的な場所です。ぜひ、中まで参拝してみてくださいね。

阿弥陀堂、御影堂ともにとても大きな建物で、圧巻されます。そして、その造りの一つ一つにぬくもりと美しさが感じられます。また、阿弥陀堂、御影堂にはちょっとお茶目な職人技が隠されています。

縁側や廊下にはちょっと変わった埋め木が施されていることも。とっくりや軍配など、ユニークな埋め木を見つけることができるでしょうか?
桃山時代の華やかさをたたえる「唐門」

境内の西側には国宝の唐門があります。桃山時代の特色が色濃く現われた、檜皮葺屋根に豪華な装飾の門は、その見事さに日が暮れるのを忘れて見とれてしまうことから「日暮れの門」とも呼ばれています。

唐獅子や麒麟が今にも跳ね回りそうな、いきいきとした彫刻に目を奪われます。

朝夕と太陽の光の当たり方によっても表情を変えるので、どの時間に訪れても楽しめます。
本願寺のイチョウ

このような見事な状態になるには、植栽時から丁寧な管理がなされていなくてはなりません。西本願寺の見どころの一つで、京都市の天然記念物路して指定されています。
期間限定で催しも…

広い境内の中には、茶所、書店などが存在しますが、時折変わった催しが行われることも。

こちらは2017年5月31日まで開催される、8年連続ミシュラン星獲得レストラン「リュミエール」のシェフがプロデュースする「おてらかふぇ」。
五条(京都市営)、丹波口、京都 / カフェ、ソフトクリーム
- 住所
- 京都府京都市下京区堀川通花屋町下ル 西本願寺 白洲境内
- 電話番号
- 075-278-0164
- 営業時間
- [10/1~11/25 3/7~5/31] 9:00~17:00(L.O.16:30) [11/26~3/6] 10:00~16:00(L.O.15:30)
- 定休日
- 無休(12/29・12/30・12/31のみ休み)
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
「東寺」 京都駅より徒歩24分


東寺は、平安遷都の際に建立された官寺の一つです。広い境内では、東寺の匠たちが知恵を駆使した建造物や、国宝、庭園を楽しむことができます。また、北西には都七福神の一人、毘沙門天が祀られている毘沙門堂もあります。

観光スポットとしてはメジャーなイメージがあるので、観光客があふれ混雑していると敬遠してしまうかもしれません。通常は境内は近くの保育園児が外遊びに来たり、熱心な信者さんが足を運んだりしている様子がうかがえる、のどかな雰囲気の場所です。京都の大きな寺院を訪れて、これほどホッとする場所は少ないでしょう。
南大門

京都駅から線路沿いにやってくると、先に見えるのは駐車場の入り口と不開門の東大門ですが、南側に正門「南大門」があります。

大門から正面に映る金堂。門から金堂まではかなりの距離があり、門の前に立っただけで圧倒されます。

門をくぐると視界が開け、一瞬めまいがしてしまうほどの雄大さ。金堂を正面に、右手には五重塔と八島社殿、左手には弘法大師像と東寺鎮守八幡宮があります。
京都のラウンドマーク五重塔

新幹線の窓からもうかがえる五重塔は、約55mの高さで、木造建築物としては日本一の高さを誇ります。九条通りからも見上げることができますが、境内に入って眺めるその姿はまた格別です。

五重塔は通常非公開ですが年間数回の特別拝観時期があり、内部を拝観することができます。中に入ると極彩色の密教空間が広がり、塔の各層を貫いている心柱は大日如来、そして周囲を四尊の如来、八尊の菩薩が守っています。これを見ると人生観が変わってしまうかもしれませんよ。
巨大な弘法大師像

門から左手には弘法大師の大きな像があります。手を合わすと、ありがたい気持ちになりますよ。
金堂、講堂と庭園

東寺の境内の大部分は自由に散策できますが、金堂、講堂は有料区域となります。期間によっては五重塔との特別拝観とかぶり、料金が変動することがります。
東寺の境内は広く、金堂、講堂とも外観だけでも建物自体が素晴らしいので楽しめますが、堂内では三尊像や立体曼荼羅などの国宝があり、東寺に訪れたなら「これを見ずに帰るは損」といわれるほど。

東寺の本堂でもある金堂。南大門からまっすぐに見えるこの建造物は、壮大なスケールで圧倒されます。この建物を見ているだけでも時を忘れてしまうほど。
現在見られる建物は文明18年(1486年)に焼失ため、関ヶ原の戦い以後に落慶されたものです。桃山時代の代表的な建造物として知られています。

堂内には本尊である薬師如来と日光菩薩、月光菩薩が祀られています。薬師如来とは、あらゆる病から人々を守ってくれるありがたい仏様です。

講堂も文明18年(1486年)に焼失してしまいましたが、焼失より5年後には再建がなされました。人々がどれだけ厚く信仰し、大切に思っていたかがよくわかりますね。
お大師様の住房「御影堂」
毘沙門天堂と都七福神

東寺北西部、御影堂の前にあるのは毘沙門堂です。

「尊勝陀羅尼」の石碑の隣には「天降石」があります。こちらも石をなで、患部をさすれば回復するという言い伝えがあります。