京都の八ツ橋はどれがお好み?人気の「八ツ橋」を食べ比べ!
京都土産の定番の1つ「八ツ橋」。古くから愛されている老舗もあれば、個性的なスタイルが話題の新しいお店もあります。口にしたことが多い一品ですが、お気に入りの八ツ橋はありますか?今回は人気&有名な八ツ橋を徹底的にご紹介!いろいろ食べて、お気に入りのお店を見つけちゃいましょう!(2017年03月19日 最終更新)
京都の銘菓「八ツ橋」の誕生
京都のお土産として一番に思い浮かべる「八ツ橋」。その歴史は古く、誕生は江戸時代中期、元禄二年(1689年)と言われています。近世筝曲の開祖と称えられた作曲家「八橋検校」の墓がある、金戒光明寺近くの黒谷山道「聖護院の森」の茶店で販売されたのが始まり。干菓子のアーチ型は、琴の形とも橋の形とも言われています。
「八ツ橋」の原料は?
八ツ橋の原料は、基本3つだけ。「米粉」「砂糖」、香りづけの「にっき」。気温や湿度に合わせて、水の量や蒸し時間を調整しながら仕上げられる、シンプルながらも職人技が感じられるお菓子です。八ツ橋に欠かせない風味の「にっき」は、シナモンとも呼ばれる世界最古のスパイスのひとつ。にっきの風味の生地に、いろんな味の餡を包んで食べる、生八ツ橋が最もメジャーになっています。
本家 西尾八ツ橋
創業1689年、300年以上の歴史があり、日本で最も古い八ツ橋のお店とされる「本家 西尾八ツ橋」。東海道を行く旅人の携帯食として誕生した八ツ橋は、割れにくい工夫として丸みを帯びた形になったそうです。西尾の八ツ橋は堅焼きが原点ですが、バリエーション豊富なあん入りの生八ツ橋「あんなま」が人気です。その種類20以上!生地が少し固めで、噛みごたえがあるのが特徴です。
洋風にアレンジした商品もいろいろあります。ザクッとした食感が楽しい「八ツ橋入りクランチ・チョコレート」や米粉100%のシフォンケーキ、さらに宇治茶で名高い祇園辻利とコラボしたサックサクのクレープダンテルなども。
神宮丸太町 / 和菓子
- 住所
- 京都府京都市左京区聖護院西町7
- 電話番号
- 075-761-0131
- 営業時間
- 9:00~17:00※営業時間は季節により多少変動します
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
聖護院八ツ橋
1689年創業の「聖護院八ツ橋」は、西尾八ツ橋と共に聖護院の森で開業し、同じく元祖とも発祥とも言われる老舗。創業から変わらぬ味を守り続けており、今でもひとつひとつ手作業で作られています。堅焼き八ツ橋は鉄の棒で抑えて琴の形にする、昭和時代後期に導入した回転釜を今でも使用。つぶあん入り八ツ橋の「聖」は、ふっくらとした生地でニッキの風味が強めなのが特徴です。
神宮丸太町、東山 / 和菓子
- 住所
- 京都府京都市左京区聖護院山王町6
- 電話番号
- 075-752-1234
- 営業時間
- 8:00~18:00
- 定休日
- 無休
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
nikiniki(ニキニキ)
聖護院八ツ橋が伝統の味と製法を若い世代にもっと知ってもらおうと、新しく立ち上げた新ブランド「nikiniki」。カラフルで可愛い、進化系の八ッ橋が楽しめ、アート作品のような造形菓子もあります。包まれる餡も定番のつぶあんの他に、若者受けがしそうな、シトロン(レモン)やリンゴ、アプリコットにカスタードなど季節によって多彩な味が楽しめますよ。
八ツ橋で作った、手の込んだ可愛い造形菓子。季節によって様々なデザインが登場しますよ。訪れる度に違う造形に出会えます。
生地と餡を組み合わせて購入でき、自分で包んで楽しむ「カレ・ド・カネール」。八ツ橋の生地はロゼ(ピンク)・アズール(青)・シナモン(白)・抹茶(緑)・セサミ(黒)の5種類から選べ、餡は季節によっていろいろな味が登場します。常時6~8種類が並んでいますよ。こちらは黒豆きなこ餡とカボチャ餡。
お試しでちょっと食べてみたい方には、店頭で食べられる「カレ・ド・カネール」もあります。フィンランドのイッタラ社の小さな器に、選んだお好みの生地と餡を入れてくれますよ。花のような形が可愛いですね。
パステル調の色合いが可愛い、上用饅頭「バル」。一見マカロンのようにも見えますが伝統的な和菓子です。味はシナモン、レモン、バニラ、黒糖、クルミの5種類があり、焼き印を5つ合わせると「nikki(ニッキ)」になっています。
河原町 / 和菓子、スイーツ(その他)
- 住所
- 京都府京都市下京区四条通西木屋町角
- 電話番号
- 075-254-8284
- 営業時間
- 11:00~19:00
- 定休日
- 無休
- 平均予算
- ~¥999
井筒八ツ橋本舗
生八ツ橋「夕子」で知られる、1805年創業の老舗店「井筒八ツ橋本舗」。伝統的な味と製法を守り続けており、看板商品の「夕子」は金閣寺で起こった火災を題材に、主人公・夕子と僧侶との純愛を描いた小説「五番町 夕霧楼」にちなんだ叙情銘菓です。小倉あん発祥の、京都嵯峨野の風味豊かな小倉大納言の餡を使用しています。
ちょっと変わった、生八ツ橋入りどら焼き「三笠」。中の餡の間に生八ツ橋が一枚入っていて、噛むともっちりとした食感が感じられます。
祇園四条、河原町、三条 / 甘味処、和菓子
- 住所
- 京都府京都市東山区川端四条上ル常盤178
- 電話番号
- 075-531-2121
- 営業時間
- 10:00~21:00
- 定休日
- 無休
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999