7月の京都は服装にも注意!暑いけれど見どころ満載で楽しめる観光スポット紹介
夏の京都は、浴衣姿の女性が歩いている…なんて勘違いしていませんか?はんなりした京都も、この7月は半袖やキャミソール姿の女性が多くなります。焼き付けるような日差しに立っているだけでクラクラする京都ですが、イベントもたくさんあるので見応え十分。さあ、7月に京都を思い切り楽しんでください。(2017年04月03日 最終更新)
京都の7月はとにかく暑い!
京都は朝から晩まで気温が下がることがないので、熱中症対策が大切。水分は持ち歩きはもちろんですが、適所で涼をとることも忘れてはいけません。疲れたら日陰で休み、水分補給をしっかりすること。帽子や日傘はもちろんですが、室内や館内はガンガン冷房が効いていますので上着やカーディガンなどの羽織ものも必須!暑いからと薄着で出かけると、風邪を引いて帰る事になるので気をつけましょう。
京都の7月は祇園祭で始まります
京都の7月は、祇園祭で始まり祇園祭で終わります。伝統的な祭りというだけでなく、美術的な美しさに加えて京都府民の熱い魂が込められているので、外部から観光に訪れた人は圧倒されてしまうほど。14~16日に行われる『宵々々山~宵山』は、のんびりと祇園祭を楽しめますが、17日の『山鉾巡行』はその壮大な姿に圧倒されてしまいます。
祇園祭は7月1日から始まり、あちらこちらで『お囃子』の音が聞こえます。京都人は、1日から心は祇園祭にトリップするのですが、祇園の舞妓さんの髪形にも変化があります。『勝山』という祇園祭ならではの形に『ぼん天』のかんざしをさすのです。可憐な、なでしこのかんざしにも注目してください。
とにかく人もい多いし、虫もたくさん飛んでいますので虫よけスプレーやカットバンなどは常備すると便利。浴衣の人は、慣れない下駄で指ずれを起こさないように気をつけてください。各山鉾で売ってる『厄除けちまき』も、この祇園祭でしか食べられませんのでぜひGETを!
嵐山で古式漁法の鵜飼見物をしてみよう!
屋形船に乗ると有料になるのですが、川岸もばっちり見ることができます。嵐山は平安時代は、貴族がのんびりと過ごす別荘やお参りに訪れる神社や寺がたくさんあります。そんな自然の中で、荒々しい鵜飼を楽しむのも楽しみの一つ。
幽玄なかがり火が炊かれた大堰川に屋形船が約10隻ほど、中には外国人の姿も見ることができて日本の伝統的な行事であることを実感できます。鵜船が屋形船の周りに近づき、鵜船の横を櫂で叩くと鵜がもぐったり飛び上がったりするんです。魚を食えわえると、屋形船からは大きな歓声があがります。水辺は涼しいので、暑さをひと時忘れる素晴らしい行事ですよ。
高台寺の七夕会
『ねね』の名前で有名な、豊臣秀吉の賢妻である北政所。戦国武将ではなく、一人の男性として最後まで秀吉の身を案じた心優しい女性は、愛する夫を弔う為に高台寺を建立しました。7月に入ると、夜間拝観が始まりライトアップされた高台寺を見ることができます。
七夕会では、子供たちが思い思いの願い事を書いた短冊を笹にくくりつけ、七夕の夜に思いをはせます。七夕会では、色とりどりの短冊と境内のライトアップが見事に調和し美しく夜空に輝く姿を楽しむことができるのです。
京都の7月は祇園祭で始まり、祇園祭で終わります。そのために、七夕イベントは旧暦の8月に行われるので、京都全体は祇園祭の熱気に包まれています。早朝は夕方は、比較的涼しくゆっくりしやすく早朝拝観やライトアップが楽しめますので、その時間帯を狙って観光スポット巡りを楽しんでください。